超伝導体はその特異な性質より、送電線からMRIまで多岐にわたる用途が期待されている。その中でも二ホウ化マグネシウムはレアメタルフリーかつ多結晶体での応用が可能ため、作製プロセスが極めて容易な超伝導材料である。ただ一方で体積率の低さにより臨界電流特性が低いという問題がある。 本研究では熱間等方圧加圧を作製プロセスに導入し緻密化を図るとともに、緻密化の指標の抽出を試みた。その結果、熱間等方圧加圧の効果は前熱処理により変化させることが可能であること、また三次元組織解析からポアの体積率やサイズなどを数値化する手法を見出すことに成功した。
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