研究課題
若手研究
マグネトロンスパッタリングにおける成膜条件(全圧、酸素分圧など)を制御し、緻密でフラットなアナターゼ酸化チタン薄膜を得た。また、ナノインプリント技術に基づき、金属ナノ構造をミリメートル程度の広い面積に形成する技術を確立した。最終的に、紫外近接場光誘起による親水化の検証を行い、紫外光励起プラズモンを利用した酸化チタン表面への親水性パターン形成技術を実証した。
応用物理学
本研究で開発された紫外プラズモン励起親水化技術によって、回折限界を越えたサイズの光電場用いて酸化チタン表面の親水化領域を誘起することが可能となるため、親水性領域のサイズを従来のミリスケールからマイクロまたはナノへとスケールダウンされる。光による固体表面の濡れ制御により、書き換え可能な流体素子実現などが期待できる。