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2019 年度 研究成果報告書

新しい人工光合成系創成を指向した金属錯体の位置選択的集積

研究課題

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研究課題/領域番号 18K14237
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分34010:無機・錯体化学関連
研究機関東京工業大学

研究代表者

脇坂 聖憲  東京工業大学, 科学技術創成研究院, 特任助教 (00786840)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2020-03-31
キーワードデンドリマー錯体
研究成果の概要

本研究は、第四世代型フェニルアゾメチンデンドリマーに前周期4d/5d金属塩 (Zr(IV), Nb(V), Mo(V), Hf(IV), Ta(V), W(VI)) を階層的当量集積することに初めて成功した。デンドリマーのイミンと金属イオンの相互作用はルイス酸性度に相関し、補助配位子として導入したピリジンや3-クロロピリジン等の塩基性配位子が金属イオン上のルイス酸性を抑制することにより多座配位を抑えられることが分かった。更に、四種の前周期金属 (Ta(V), Nb(V), Mo(V), Zr(IV)) を規定された組成比で含むナノ集積体を初めて合成した。

自由記述の分野

ナノ材料科学

研究成果の学術的意義や社会的意義

二酸化炭素排出量の削減は国際的に非常に重大な差し迫ったテーマである。また、我が国は化石燃料を海外からの輸入に強く依存しているため、限られた炭素資源の有効活用も考えなければいけない。これらの問題を同時に解決するのが人工光合成や二酸化炭素固定と呼ばれる技術である。本研究はデンドリマー内に複数の前周期4d/5d金属を集積することに初めて成功した。特に、二酸化炭素活性化サイトとして、柔軟なレドックス特性を示したモリブデンが有望であることが分かった。

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公開日: 2021-02-19  

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