研究課題/領域番号 |
18K14281
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分35020:高分子材料関連
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研究機関 | 金沢大学 |
研究代表者 |
黒田 浩介 金沢大学, 生命理工学系, 准教授 (10748891)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2020-03-31
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キーワード | イオン液体 / 甘草 / 漢方 / ゲル / 双性イオン液体 / グリチルリチン酸 |
研究成果の概要 |
低毒性なセルロース溶媒であるliquid zwitterionを用いて、薬用植物である甘草を溶解・析出させるのみで、薬効成分を含む甘草ゲルを作製した。その甘草ゲルは3時間で甘草の主成分であるグリチルリチン酸を徐々に放出した。また、ゲル作製時にセルロースを添加するだけで、グリチルリチン酸の放出挙動を変化させることなくゲルの強度を向上させることができた。
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自由記述の分野 |
グリーンケミストリー
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
低毒性なセルロース溶媒であるliquid zwitterionを用いて、薬用植物である甘草を溶解・析出させるのみで、薬効成分を含む甘草ゲルを作製した。これまでに薬用植物から、その成分を含むゲルを直接的に作ることはできなかった。ゲルを直接作製できることで有効成分を失わずに成形できること、その成分の徐放をおこなうこと、塗布薬にすることなどが可能となった。
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