研究成果の概要 |
本研究は環状オリゴマー構造を有する化合物を用いて熱硬化反応を行い、得られた硬化物の熱特性・機械特性と環状オリゴマー構造との関係性を明らかにすることを目的とする。ベンゾオキサジン化合物にp-tert-ブチルカリックス[8]アレーンのグリシジルエーテル化合物を加えて作製した硬化物ではガラス転移温度と熱分解温度が飛躍的に向上した。また、p-tert-ブチルカリックス[n]アレーン(n=4, 6, 8)とビスオキサゾリン化合物から作製した熱硬化物ではn=6のものが最大の物理的耐熱性を示した。
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