申請者らは、細胞内RGq構造のみを安定化し、内在性タンパク質発現量に変化を与えることが可能なRGq選択的結合化合物RGB-1を既に見出している(JACS. 2016)。本研究期間内においては下記に示す手順で細胞内RGqを網羅的に探索した。①培養細胞群に対してRGB-1処理を行い、タンパク質発現量の変化を抗体アレイにより評価した。③RGqにより逆転写酵素の伸長反応が停止することを応用したストップアッセイによりCAPG, Nection4でRGqを構築していることを確認した。④当該mRNAに対してin vitro translationを行い、タンパク質翻訳反応に影響を与えていることを確認した。
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