研究課題/領域番号 |
18K14341
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分37010:生体関連化学
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研究機関 | 東京工業大学 (2020) 国立研究開発法人理化学研究所 (2018-2019) |
研究代表者 |
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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キーワード | アクロレイン / アリールアジド / 乳がん / 1,3-双極子環化付加 |
研究成果の概要 |
これまでにがんの生組織を染色できる素晴らしいプローブや臨床技術が報告されているが、例えば乳がんの温存外科手術では、一回の検査に30分の長時間を必要とするにもかかわらず、未だに凍結切片のH&E染色に依る病理学的手法が専ら使用されている。がんを判別するだけでなく、様々ながんの形態を迅速に判断することが、温存手術において従来の病理学的手法を刷新する大きな壁となっている。 今回、手術中のヒト患者のがん生組織で、がんを細胞レベルで判別できる方法を実現した。術中に取り出した乳がんの生組織をそのまま我々の試薬に5分間浸し、この生組織を顕微鏡で観察するだけで様々ながんの形態を数分で識別することに初めて成功した。
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自由記述の分野 |
生体関連化学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
Our method has the potential to become a highly selective margin management method for live tissues. It could be used as a low-cost, and easy-to-perform method for cancer sensing during surgery. The clinical significance of our probe deserves further investigation in hospitals worldwide.
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