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2020 年度 研究成果報告書

光ラベル後のマルチタグ交換可能な新規ノシル型光アフィ二ティープローブの創製

研究課題

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研究課題/領域番号 18K14350
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分37030:ケミカルバイオロジー関連
研究機関北海道大学

研究代表者

村井 勇太  北海道大学, 先端生命科学研究院, 助教 (20707038)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
キーワード光アフィニティーラベル / ジアジリン / 芳香族求核置換反応 / マイゼンハイマー錯体 / ノシル基
研究成果の概要

既存の光アフィニティーラベル法では、それに使用するプローブの嵩高さによるリガンドの親和性低下や解析時の煩雑作業等の問題を抱えており、より簡便な解析ツールとしての改善が望まれている。本研究ではノシル基の特徴を活用した、マルチタグ交換可能な光反応基とリガンドのみからなる新規光アフィニティープローブの開発を実施した。開発した光アフィニティープローブはモデル分子を使用することで対象となる分子への光ラベル効率の向上、芳香族求核置換反応によるリガンド部位の検出基(蛍光基やイオン増感剤)への交換可能を確認し、これまでの問題点を克服することができた。

自由記述の分野

ケミカルバイオロジー

研究成果の学術的意義や社会的意義

これまで解析が困難であった光アフィニティーラベル対象物(極微量なタンパク質)にも適用が可能であり、従来では数ヶ月以上要した解析期間を数週間程度に減らすことも可能であると期待される。これによってx線結晶構造解析やSTD-NMRで困難となっている対象の構造基盤創薬の代替法として活用でき、特に膜タンパク質などの創薬ターゲットとなる生体分子への応用が広がれば、その開発速度により一層拍車がかかると期待される。

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公開日: 2022-01-27  

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