本研究ではイネのコール酸(CA)応答的あるいは器官特異的なファイトアレキシン(phys)生産について、64品種のイネを用いた比較解析を行い、イネのphys生産に関する品種間多型を明らかしたとともに、イネのphys生産機構を研究するための有用品種を複数単離した。また本研究で得たCA非感受性イネ品種を用いた解析から、イネのCA応答はジャスモン産(JA)応答と部分的に重複していることも明らかにした。以上の成果は国内外の学会やワークショップで報告した。 また、本研究から派生した関連研究としてシロイヌナズナの新規JA-Ile生合成酵素の機能解明研究も行い、本成果はPlant Journal誌に掲載された。
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