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2020 年度 研究成果報告書

ソバの生態型制御にむけた結実時期および登熟期制御因子の解析

研究課題

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研究課題/領域番号 18K14448
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分39010:遺伝育種科学関連
研究機関国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構

研究代表者

竹島 亮馬  国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構, 次世代作物開発研究センター, 研究員 (70806603)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
キーワードAmpliSeq / GRAS-Di / QTL / ソバ / 登熟期 / 日長反応
研究成果の概要

普通ソバの品種系統は日長応答性の違いから3つの生態型―感光性の弱い夏型・強い秋型・中間型―に区分され、生態型により栽培地域/作期が制限される。本研究では、生態型を規定する日長に応答した結実・登熟の早晩性に関わる遺伝子座の同定を目指した。夏型×中間秋型の交雑後代のQTL解析から、長日下でも結実が良好となり登熟が早くなる夏型化に関わるQTLが検出できた。また開花期と登熟期のQTLは異なる遺伝子座にも検出されたため、ソバでは日長に応答した開花早晩性と結実・登熟早晩性に異なる制御機構が存在する可能性が示された。

自由記述の分野

植物育種学

研究成果の学術的意義や社会的意義

生態型を制御する遺伝子を明らかにし、育種に利用可能なマーカーを開発できれば、高品質な秋型品種の夏型化による春まき栽培地域の増加や、低緯度地域に向けた秋型品種の晩生化による多収化栽培により、ソバの反収は一気に増加する。これに加えて、高品質な夏型品種は、ソバの需要が高まる夏に新ソバを提供できるため、高付加価値の国産ブランドソバとしての売出しも期待できる。

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公開日: 2022-01-27  

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