研究実績の概要 |
C. anguria PI 320052とPI 364475のF2分離集団99系統のRAD-seqにより得られたリードについて,Stacks ver 2.5を用いて各SNPの遺伝子型解析を行った.さらに,同集団について多型の見られるSSRマーカーを用いてPCRを行い,マーカー遺伝子型についての調査も行った.また,F2の自殖により得られたF3世代におけるつる割病抵抗性表現型に基づきF2分離集団のF1,2y遺伝子型推定を行った.これらのSNPおよびSSRマーカー遺伝子型およびF1,2y遺伝子型を基にJoinmap ver 4.1により連鎖解析を行った. その結果、1225個のSNP遺伝子型データが得られた.これらのうち,F2分離集団内で3:1に分離したものは157個見られ,これらのSNPを連鎖解析に用いた. SSRマーカーについては8マーカーで90個体以上の遺伝子型データが得られた.F1,2y遺伝子型の結果に基づき連鎖解析を行ったところ F1,2yはSNP43249と密接に連鎖し,SSRマーカーCMTCN62とCMBR071の間に位置することが示唆された. CMTCN62とCMBR071はメロン第11連鎖群上に座乗するとされ,以前の解析でもF1,2yはメロンの第11連鎖群上のマーカーECM164に連鎖していたことから,今回の結果は信頼性の高いものと考えられた.
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