研究課題
若手研究
日本産ハナカミキリ類を網羅的に採集し、共生器官の発達と共生酵母の有無を調べた。多くの種で難消化性のキシロースを分解可能な酵母と共生し、共生器官を発達させていた。これらのことから、ハナカミキリ類の多くの種が酵母と消化共生にあることが示唆された。共生酵母はハナカミキリの食性と関係しており、共生の起源が異なることが示唆された。新たにツツシンクイムシとクワガタムシにおいて関連する菌類を明らかにした。
昆虫学
森林において、多くの木材依存性昆虫が酵母と共生関係にあることを明らかにした。昆虫の利用する木材の部位や状態によって共生酵母が異なり、多様な昆虫-微生物共生関係があることを示した。