地域産業の重要な構成要素である中小規模の製材工場とそこに原木を供給する生産者の間で構築される地域レベルでの流通を再構築するための合理的なシステムの検討と新たな付加価値の創出を行った。 木材の流通構造の調査では、林業・木材産業の関係事業者から収集したデータをもとにした分析により、林業事業者の収益構造および主に三重県、京都府を対象とした地域材の流通構造を解明した。 地域材利用の新たな付加価値として、温室効果ガス排出量の削減効果、地域への経済波及効果に関する分析を行い、それぞれ定量的な評価を行うことで優位性を明らかにした。
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