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2020 年度 研究成果報告書

魚類の給餌を最適化する新たなアプローチ:オートファジーによる生体防御機構の解明

研究課題

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研究課題/領域番号 18K14520
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分40040:水圏生命科学関連
研究機関九州大学 (2020)
愛媛大学 (2018-2019)

研究代表者

Mohapatra Sipra  九州大学, 農学研究院, 学術研究員 (80715441)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
キーワードAutophagy / Disease / Liver / fish / hexokinase
研究成果の概要

本研究は、魚病に関連したプロオートファジーヘキソキナーゼ(HK)の機能解析を目的に行った。まず4つのHK遺伝子(I, II, IIIおよびIV) を同定後、肝臓組織の培養によりそれら発現を確認した。またプロモーター活性、魚病細菌暴露およびクロマチン免疫沈降を実施した。魚のHKは、哺乳類のHKと高い配列類似性を持ち、肝臓やステロイド産生組織で強く発現し、飢餓や魚病細菌の感染に発現応答することを明らかにした。またHKII活性には性差があり、いくつかの抗 およびプロ オートファジー遺伝子を介したエストロゲン依存性を示した。さらに、HKIIが性依存的に雌のオートファジーに重要であると推測された。

自由記述の分野

Fish physiology

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究で明らかにしたヘキソキナーゼとその関連因子は、魚類の健康状態を調べるための優れた指標となることから、環境に配慮した養殖魚の疾病予防対策および養殖生産性の向上に貢献するとともに、消費者に対するより安心で安全な水産物の提供に繋がる。また、魚類において見出したオートファジー機構の性差は、人を含めた脊椎動物における疾患や病態の性による差異にかかわる分子・細胞機構の理解に寄与すると考えられる。

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公開日: 2022-01-27  

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