研究成果の概要 |
本研究は、魚病に関連したプロオートファジーヘキソキナーゼ(HK)の機能解析を目的に行った。まず4つのHK遺伝子(I, II, IIIおよびIV) を同定後、肝臓組織の培養によりそれら発現を確認した。またプロモーター活性、魚病細菌暴露およびクロマチン免疫沈降を実施した。魚のHKは、哺乳類のHKと高い配列類似性を持ち、肝臓やステロイド産生組織で強く発現し、飢餓や魚病細菌の感染に発現応答することを明らかにした。またHKII活性には性差があり、いくつかの抗 およびプロ オートファジー遺伝子を介したエストロゲン依存性を示した。さらに、HKIIが性依存的に雌のオートファジーに重要であると推測された。
|