本研究では平原ハタネズミを用いてオキシトシン(Oxt) 、オキシトシン受容体(Oxtr)による共感性・社会性の神経制御機構の解明に挑んだ。本研究において研究代表者らは独自の技術により遺伝子組換え(Oxtr KO)平原ハタネズミを世界で初めて作製し、社会性に異常があることを報告した [Horie...Yada et al. 2018]。また共感性行動に関与している脳領域の投射元・投射先を特定し、関与する神経回路の一部を明らかにした。本研究期間中に研究代表者の産休・育休取得(2度)やコロナ禍のよる研究中断期間があったため、全体として研究は遅れたが、最終結果を論文にまとめ現在投稿中である。
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