ALKBH リコンビナントタンパク質と質量分析を用いた方法により、ALKBH ファミリーの新規基質探索を行った。結果、新たな反応経路としてALKBH4 による200 ヌクレオチド以下のRNA (small RNA) に含まれるmchm5U の低下反応、rRNA に対するALKBH1 によるhm5C 生成反応、およびALKBH5 によるrRNAおよびsmall RNA 中のm6A 脱メチル化反応の存在が示唆された。その他、機能未知ファミリー分子であるALKBH6 は腎臓癌にて発現と予後に相関があり、その発現抑制はがん細胞株の増殖を抑制し、スフィンゴシン1リン酸生合成経路に関わる事を明らかとした。
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