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2019 年度 研究成果報告書

タイトジャンクションによるPTENを介したガン化抑制メカニズムの解明

研究課題

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研究課題/領域番号 18K14696
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分44010:細胞生物学関連
研究機関大阪大学

研究代表者

矢野 智樹  大阪大学, 医学系研究科, 助教 (20546121)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2020-03-31
キーワードタイトジャンクション / 細胞間接着 / 上皮細胞 / 細胞骨格 / 細胞外ストレス
研究成果の概要

本研究は、上皮細胞接着装置であるタイトジャンクションを起点としたがん化メカニズムの解明を目的として研究を行った。その結果、がんの悪性化に関与していると考えられているAMPKがTJタンパク質であるcingulinが結合する細胞骨格を制御し、TJの性質を制御していることを明らかにし、また、がんの浸潤に関与していると言われる接着班と細胞間接着に局在するタンパク質であるvinculinがTJの安定化に寄与していることを明らかにした。これらの結果から、TJとがん化のメカニズムが密接に関与していることが考えられ、今後その詳細を明らかにすることで癌研究に新たな知見を加えられることが期待できる。

自由記述の分野

上皮細胞生物学

研究成果の学術的意義や社会的意義

今日まで上皮細胞接着とがん化のメカニズムの知見の多くはアドへレンスジャンクションの研究が多くを占めており、タイトジャンクションとがん化のメカニズムについての知見はほとんどなかった。本研究においてタイトジャンクションとがん化のメカニズムが密接に関与していることが示唆されたことは、今後のがん研究に新たな知見を加えることが期待できるだけでなく、細胞間接着の研究分野の発展にも貢献できるものと考える。

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公開日: 2021-02-19  

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