研究課題
若手研究
動物の発生は、時間的にも空間的にも高度に制御された過程であり、臓器形成の時間的制御には、時計機構が関与しています。しかし、組織や組織幹細胞の時間的な状態は、主にゲノム全体のエピジェネティックな状態や転写の状態によって規定されることが示唆されているが、何が時計を動かしているのかについてはまだ明らかになっていません。本研究では、大脳皮質の発生過程における神経幹細胞(NSCs)の時間特異性の変化に着目し、大脳皮質におけるエピジェネティック修飾因子の翻訳効率を制御することで、rRNAのメチルトランスフェラーゼFibrillarinがこの時計を駆動することを明らかにした。
発生生物学
In this study, we have identified the existence of a clock system in neural stem cells during brain development. By elucidating this mechanism, we can contribute to the understanding of the mechanisms of ageing in animals.