遺伝子X1のゲノム編集F2個体(幼生)の四肢再生における形態形成遺伝子発現をRNAscopeにより確認したところ、最大4割の個体でいずれかの遺伝子発現パターンに異常が見られた。同様にして形態形成遺伝子発現量の定量をリアルタイムPCRによって行ったところ、最大4割の個体でいずれかの遺伝子発現量の低下を確認した。遺伝子X1の過剰発現個体(変態後の幼若個体)においてもリアルタイムPCRによる形態形成遺伝子発現量の定量を行ったところ、約3割の個体で形態形成遺伝子発現量の上昇が確認された。 遺伝子X1のゲノム編集F2個体(幼生)/過剰発現個体(変態後の幼若個体)の四肢再生において、自脚部の低形成/再生部位の膨大がそれぞれ確認されたため、形態変化が現れる少し前の再生部位における細胞増殖パターンをリン酸化ヒストンH3の免疫染色によって確認した。その結果、野生型と比較して有意に増殖細胞数の減少/増加が見られた。
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