研究課題
近年、海洋を漂う人工的なゴミに関する新たな問題としてマイクロプラスチックが注目されている。本研究は、海洋のマイクロプラスチック汚染 に関する基礎データの蓄積と魚類によるマイクロプラスチックの誤食に関連した影響を評価することで、将来の国際的な汚染防止対策の提言に繋げることを大きな目標にした。具体的には、東シナ海を対象にマイクロプラスチックの表層サンプリングにより、漂流マイクロプラスチック量の動態を明らかにした。また、魚介類の消化管内のマイクロプラスチックの定量と魚類における誤食メカニズムについても考察した。最終年度には、延長申請書に記載・計画していた通りに、上記の研究目標を踏まえ、これまでの総合的な評価と研究成果の取りまとめを実施した。また、研究成果を国民に広く還元するためのアウトリーチ活動にも取り組んだ。具体的には、国際学術誌Marine pollution Bulletinに2報とそれらのプレスリリース、および国際会議での発表、そして国内での学会発表を積極的に行った。
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すべて 雑誌論文 (5件) (うち査読あり 3件、 オープンアクセス 3件) 学会発表 (5件) (うち国際学会 1件、 招待講演 1件) 備考 (1件)
Marine Pollution Bulletin
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https://sites.google.com/view/yagi-lab/