海洋を漂うゴミに関する新たな問題としてマイクロプラスチックが注目されている。本研究は、海洋のマイクロプラスチック汚染に関する基礎データの蓄積と魚類によるマイクロプラスチックの誤食実態を明らかにすることでマイクロプラスチック汚染の現状を評価した。具体的には、東シナ海を対象にマイクロプラスチックの表層サンプリングにより、年間を通した漂流マイクロプラスチック量の動態を明らかにした。また、魚介類の消化管内のマイクロプラスチックの定量と魚類における誤食メカニズムについて明らかにすることができた。ここで得られた知見は、プレスリリースを初め、学会および論文発表で広く社会に還元した。
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