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2022 年度 研究成果報告書

大規模医療情報データを活用した抗血小板薬の日本人における有効性及び安全性の検討

研究課題

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研究課題/領域番号 18K14954
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分47060:医療薬学関連
研究機関名古屋市立大学

研究代表者

萩原 宏美  名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 助教 (70793727)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2023-03-31
キーワード抗血小板薬 / 大規模医療情報 / リアルワールドデータ / 国際共同治験 / 民族差
研究成果の概要

抗血小板薬であるクロピドグレルとプラスグレルは、別の代謝経路を持つ。国際第III相試験では、プラスグレルはクロピドグレルに比し抗血栓効果は優れるものの、出血リスクが増大することが報告された。本研究では、市販後有害事象自発報告データベース(FAERS,JADER)を用いて、クロピドグレルとプラスグレルの出血リスクを比較検討した。クロピドグレルに比しプラスグレルは出血リスクが高いという結果であった。

自由記述の分野

臨床薬理学

研究成果の学術的意義や社会的意義

昨今の国際共同治験の促進により、日本人症例の組み入れが少ないまま有効性や安全性が検証され、承認される医薬品が多くなってきている。そこで、本研究では、治験時に日本人症例が少なく、日本人における有効性や安全性が明らかにされていないことに関し、日本人データを多数含む大規模医療情報データベースを活用した市販後の調査をすることを目的とした。本研究により、大規模データを用いた調査が、臨床試験時の民族差の課題を解決する一助となることを示した。出血リスクがより低く、かつ抗血小板効果が高く使用できる薬剤選択について検討し、日本人における抗血小板薬の適正使用につなげることができた。

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公開日: 2024-01-30  

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