研究課題
若手研究
非ステロイド性抗炎症薬であるメロキシカムの新規作用である神経細胞死抑制作用の細胞内シグナル伝達メカニズムはPI3K/Aktが関与することはわかっていたが、その他については不明であった。本研究では、メロキシカムの神経細胞死抑制メカニズムの解明を試みた。その結果、メロキシカムの神経細胞死抑制に関与するタンパク質を同定した。本解明はパーキンソン病進行抑制薬の開発に貢献できると考えられる。
医療薬学
現在、パーキンソン病の治療薬は対症療法薬で治療が行われており、病状の進行を抑制できず、臨床において病状進行を抑制する治療薬の開発が強く望まれている。本研究より、メロキシカムの神経細胞死抑制メカニズムを明らかにした。本成果は、今後のパーキンソン病治進行抑制薬開発に貢献できると考えている。