研究成果の概要 |
JMDCのレセプトデータにおいて2005年1月から2014年12月までに出生した85,954人(男児43,983人、女児41,971人)を解析対象とした。うち、1歳未満の抗菌薬の曝露は8,654人、非曝露は77,300人であり、アウトカムは曝露群1,183人(13.7%)、非曝露群10,325人(13.4%)であった。主解析の結果、曝露群は非曝露群に比較して、調整ハザード比は1.12[95%信頼区間(CI):1.04-1.21]であり、乳児期の抗菌薬処方とアトピー性皮膚炎の診断には、若干のリスク増加の方向に関連を認めた。なかでも、マクロライドやアミノグリコシド系抗菌薬でより関連が認められた。
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