研究課題/領域番号 |
18K14981
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
碓井 知子 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (70752997)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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キーワード | 薬剤疫学 / 高血圧 / 降圧薬 / 副作用 / 臨床検査 |
研究実績の概要 |
京都大学医学研究科薬剤疫学分野から東京大学医学部附属病院腎臓・内分泌内科への所属移動に伴い、研究計画申請時に予定していた高血圧処方患者データセット作成に必要な大規模レセプトデータが利用できなくなった。そのため本年度は現在の所属先で利用可能なデータベースを調査、検討し、東大センターオブイノベーションのプロジェクトである個別化保健医療講座にある株式会社日本医療データセンターのJMDCデータベースを利用する方針とした。利用のための諸手続きと学内の倫理申請手続きを行った。また研究遂行に必要な処理能力の高いワークステーション、解析ソフトウエア、参考資料を入手し研究環境整備を行った。株式会社日本医療データセンターのJMDCデータベースを利用し、データベース構築にはStructured Query Languageを用いる。そのために必要なアプリや資料を準備した。 JMDCデータベースから高血圧患者で新規にレニン・アンジオテンシン系阻害薬を開始した患者を抽出する。その後解析に必要な変数作成とコーディング作業を行い研究に必要なデータ構築を行う。 今後SQLを用いてレニン・アンジオテンシン系阻害薬新規処方患者、急性腎障害発症患者、高カリウム血症発症患者を抽出する。投与前、投与後の降圧薬処方内容、臨床検査内容の内、今回解析に用いるものについても抽出する。 そこから新規処方患者の投与前の処方内容、臨床検査、特に血清カリウム測定の有無と急性腎障害や高カリウム血症の発症との関連を検討する。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
Structured Query Languageの習得とデータ抽出に用いるプログラム作成に時間がかかっている。
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今後の研究の推進方策 |
Structured Query Languageを用いて大規模レセプトデータから高血圧患者で新規にレニン・アンジオテンシン系阻害薬を開始した患者を抽出する。その後解析に必要な変数作成とコーディング作業を行い研究に必要なデータ構築を行う。その後にレニン・アンジオテンシン系阻害薬新規処方患者、急性腎障害発症患者、高カリウム血症発症患者を抽出する定 である。
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次年度使用額が生じた理由 |
研究の進行が遅れているため。学会発表などに使用予定。
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