研究課題
若手研究
大規模レセプトデータを用いて、新規に高血圧の一種であるレニン・アンジオテンシン系阻害薬を開始した患者において開始前後に腎機能、血清K濃度モニタリングが実施されているかを調べた。糖尿病、腎臓病の合併の有無別、年齢別、併用薬別にそれらが異なるかを調べた。更に、急性腎障害、高K血症による入院の発症率を調べた。
疫学
わが国の高血圧患者に最も多く処方されているレニン・アンジオテンシン系阻害薬のモニタリング遵守率がどの程度かを確認することは、薬剤治療の安全性を検討する薬剤疫学的研究として重要である。また腎不全や高K血症がどの程度発症しているのか、そのリスク因子は何かを検討することはそれらを予防する対策立案の元データとして意義がある。