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2020 年度 研究成果報告書

核-細胞質間の輸送因子による脳機能制御と精神疾患の発症機序の解明

研究課題

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研究課題/領域番号 18K15044
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分48040:医化学関連
研究機関福井大学

研究代表者

盛山 哲嗣  福井大学, 学術研究院医学系部門, 助教 (50627990)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
キーワード核-細胞質間輸送因子 / エストロゲン受容体
研究成果の概要

精神疾患のほとんどは、原因となる分子機構が未だ不明確である。本研究の目的は、importin-α1による脳機能の制御機構を理解し、その発現低下が引き起こす精神疾患に似た行動異常の発症機序を明らかにすることである。本研究では特にエストロゲン受容体(Estrogen receptor-α:ERα)の細胞内分布とシャトリングに着目した。本研究により、importin-αとTransportin-2はERαの核-細胞質間シャトリングと細胞質保持を制御していることが明らかになった。

自由記述の分野

分子生物学

研究成果の学術的意義や社会的意義

ERαは、主に核に存在する核内受容体であるが、核-細胞質間を常にシャトルしており、そのシャトルがエストロゲンシグナル伝達経路にとって非常に重要である。また、エストロゲンは、脳の海馬で高濃度に存在しており、スパインの密度と構造の変化を引き起こすことで認知機能を高める作用があることが報告されている。本研究により、ERαの核-細胞質間シャトリングメカニズムの解明や乳がん及び精神疾患の治療法の開発や創薬への応用が期待される。

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公開日: 2022-01-27  

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