研究成果の概要 |
睡眠時無呼吸症候群(SAS)における間歇的低酸素(IH)はインスリン抵抗性をもたらす。In vitroで脂肪細胞の関与について調べるため、脂肪細胞をIH群、対照群で培養を行い、各種アディポカイン発現量を測定した。IH群で有意にResistin, TNFα, CCL2発現が増加した。これら遺伝子の転写活性は上昇せず、これらmRNAと相補性を有するmicroRNA-452発現量が有意に低下していた。 SAS患者の脂肪細胞ではIHによりmiR-452が減少してResistin, TNFα, CCL2遺伝子発現が増加し、インスリン抵抗性悪化を引き起こす可能性が考えられた。
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