血管炎病態形成に関与していると考えられる自然免疫性リンパ球による血管内皮細胞傷害において、自然免疫系リンパ球がどのようにtarget(血管内皮細胞)を認識しているのかを自然免疫性リンパ球と血管内皮細胞の共培養実験から明らかにすることを目的とした。 NK細胞株KHYG-1 (Effector) と血管内皮細胞 (Target) を共培養させたところ、Effector/Target ratio 依存性に血管内皮細胞が培養皿から剥離するように観察された。しかしながら、target認識機構の一つとして候補であった受容体NKG2Dが関連しているということを推測できる結果は得られなかった。
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