研究課題
卵巣漿液性癌における神経内分泌分化(NE)とALK発現との関連を検索するために、3つのNEマーカー、Syn、CD56、およびBCL2発現とALKとの関連性を検索した。Synの発現はCAーALK細胞で増加した一方、CD56発現はSA-shALK細胞で減少した。卵巣漿液性癌の臨床検体で、BCL2、Syn、およびCD56スコアは高ALK群で、低ALKグループと比較して有意に高値であった。さらに、SynとBCL2のスコア(CD56は関係なし)はリンパ節転移と有意に関連していたが、3つのマーカーは予後指標ではなかった。卵巣漿液性癌のTCGAデータ分析により、ELVAL3/HuCおよびNCAM1/CD56mRNA発現は、高ALKmRNA群でその低群に比べて有意に高発現であった。ALK、BCL2、SYP、またはCD56のmRNA発現は予後とは無関係であった。
すべて 2021
すべて 雑誌論文 (1件) (うち国際共著 1件、 査読あり 1件、 オープンアクセス 1件)
Am J Pathol
巻: 191 ページ: 1837
10.1016/j.ajpath.2021.06.009. Epub 2021 Jun 29.