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2019 年度 研究成果報告書

混合型肝癌のエピジェネティクス

研究課題

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研究課題/領域番号 18K15106
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分49020:人体病理学関連
研究機関久留米大学

研究代表者

草野 弘宣  久留米大学, 医学部, 講師 (30569380)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2020-03-31
キーワード肝がん / エピジェネティクス / EZH2 / H3K27me3 / p16
研究成果の概要

EZH2複合体によるヒストンH3 (H3K27)のメチレーションおよびp16の遺伝子サイレンシングはがんの進展におけるエピジェネティック機構である。我々は肝内胆管癌および中間型肝癌を対象として、EZH2, H3K27me3, p16の発現を免疫組織学的に検討した。EZH2, H3K27me3, p16は、肝内胆管癌においてそれぞれ71%, 73%, 34%陽性、中間型肝癌においてそれぞれ63%, 54%, 24%陽性であった。いずれの癌腫においてもEZH2の発現とH3K27me3の発現に正の相関が認められた。EZH2, H3K27me3, p16の発現の有無と予後の関連は認められなかった。

自由記述の分野

病理学

研究成果の学術的意義や社会的意義

がんの発生・増殖・進展においては遺伝子異常のみならず、エピジェネティックな異常が重要であることが知られている。本研究ではエピジェネティクスに関連したEZH2, H3K27me3, p16と呼ばれるタンパクの発現を難治性がんである肝がんにおいて検討した。EZH2とH3K27me3の発現に関連が相関があることがわかった。この結果から肝がんにおいてもエピジェネティックな異常の関与が示唆された。一方これらのタンパクの発現と予後に直接の関連が無いこともわかった。

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公開日: 2021-02-19  

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