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2020 年度 研究成果報告書

脳腫瘍幹細胞におけるCD109の機能解析と新規治療法の開発

研究課題

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研究課題/領域番号 18K15116
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分49030:実験病理学関連
研究機関名古屋大学

研究代表者

白木 之浩  名古屋大学, 医学系研究科, 助教 (40804753)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
キーワードCD109
研究成果の概要

CD109の結合タンパク質の検索を行ったところ、CD109を強制発現させた細胞株を用い、LTBP1を同定することができた。LTBP1は潜在型TGF-β活性化する際に重要な役割を担っているが、CD109がLTBP1存在下でTGF-βの活性化を促進していることを見出した。CD109が治療抵抗性に寄与するかどうかの検証については、CD109の有無で明確な差は認められなかった。CD109を標的とした治療を行うため、抗CD109抗体の作製を行い、CD109との結合活性の高い抗体を複数得ることができたが、中和活性や抗体依存性細胞傷害活性の高い抗体は得られず、現在もう一度新たに抗体を取得し検討している。

自由記述の分野

実験病理

研究成果の学術的意義や社会的意義

CD109は様々な腫瘍で悪性化・進展に関わる分子であるが、今回新たにCD109がLTBP1に対して結合して、TGF-β活性化を促進するという機能を発見した。CD109を発現する腫瘍細胞と周囲の微小環境との関りを研究する上で重要な知見が得られたと考えている。

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公開日: 2022-01-27  

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