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2018 年度 実施状況報告書

肺線維症患者の真菌マイクロバイオーム解析と真菌が上皮間葉転換に与える影響の検討

研究課題

研究課題/領域番号 18K15154
研究機関福岡大学

研究代表者

串間 尚子  福岡大学, 医学部, 講師 (90642497)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
キーワード真菌 / 肺線維症
研究実績の概要

特発性肺線維症を疑った患者に対して、HRCTのみでは同疾患と確信できない場合など、補助診断の材料とするため気管支肺胞洗浄を施行した。洗浄液は改修後直ちに冷凍保存し、菌が増殖しないよう配慮した。一部の洗浄液で真菌叢解析を施行したところ、真菌種が検出された症例が数例みられた。今後、症例数を蓄積し、再検討予定である。
また、A549細胞とβ-D-グルカンを接触させる実験では、単純に両者を接触させるだけでは何ら反応が起こらないことを確認した。少なくとも、細胞形態の変化やα-SMAの上昇は確認できなかった。細胞やグルカンの種類、量の見直し、添加物の追加を検討する予定である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

予想に反し、肺線維症患者の気管支肺胞洗浄施行例が少ない。また、A549細胞とグルカン製剤のラミナリンでは何ら反応が起こらない。
症例は今後積み重ねる努力をする。細胞、グルカンの種類については大幅に見直しが必要。

今後の研究の推進方策

引き続き、肺線維症患者の気管支肺胞洗浄施行に適した患者の抽出に努める。
A549細胞をprimaryのcellに変更する、ラミナリンを不活化したアスペルギルスに変更する、などの手段を講じる。

次年度使用額が生じた理由

特発性肺線維症患者の気管支肺胞洗浄液の収集に難渋している。真菌叢解析は、症例数がある程度集まってから施行予定であるため予定より進行しておらず、次年度使用額が生じた。今年度は、症例数が集まり次第、真菌叢解析を施行予定である。

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公開日: 2019-12-27  

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