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2022 年度 研究成果報告書

RNAメチル基転移酵素METTL3による 消化管癌の増殖制御機構の解明

研究課題

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研究課題/領域番号 18K15245
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分50010:腫瘍生物学関連
研究機関株式会社麻生(株式会社麻生飯塚病院医学研究推進本部) (2022)
独立行政法人国立病院機構九州医療センター(臨床研究センター) (2019-2021)
福岡歯科大学 (2018)

研究代表者

工藤 健介  株式会社麻生(株式会社麻生飯塚病院医学研究推進本部), 外科, 医長 (90801663)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2023-03-31
キーワード胃癌 / 食道癌 / 大腸癌 / RNA / METTL3 / メチル化
研究成果の概要

食道癌/胃癌/大腸癌のcell line及び臨床検体を用いて、METTL3のmRNAレベルをRT-qPCRにて定量し、その他の細胞株、正常組織との比較検討を行った。食道癌/胃癌/大腸癌細胞株においてqPCRを行いMETTL3の発現を定量すると、胃癌、大腸癌と比較し食道癌細胞株では非癌細胞株や肺癌細胞株と比較し総じてMETTL3の発現が高い傾向を認めた。また、食道癌検体における癌と非癌部のMETTL3の発現を定量したが有意差はみられなかった(P=0.1389)。

自由記述の分野

消化管外科

研究成果の学術的意義や社会的意義

我々の細胞のRNAは、DNAやヒストンと同様にメチル化修飾を受けており、肺癌や急性骨髄性白血病などの悪性腫瘍の発生や増殖において重要な役割をもつ事が報告され注目を集めている。消化器癌においては近年胃癌におけるRNAメチル化酵素METTL3の過剰発現が胃癌の増殖と肝転移を促進すると報告された。しかし、RNAのメチル化に関する研究はほとんどが基礎的実験に基づくデータについて論じたものであり、臨床応用には至っていないのが現状である。本研究成果が、今後の消化器癌とRNAメチル化機構との関連性を探索するうえでの一助になれば幸いである。

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公開日: 2024-01-30  

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