本邦最大規模の肺癌遺伝子変異検索システム LC-SCRUM-Japanのデータ解析を行った。非小細胞肺癌の34例(非小細胞肺癌の約5%)にBRAF遺伝子変異が認められた。V600E 41%、それ以外は59%であった。患者背景としては、年齢中央値65歳、男:女 23例(68%):11例(32%)、65%が喫煙者であった。腺癌91%、他、非小細胞肺癌(NOS)、多形癌であった。上記の各遺伝子変異のレトロウィルスベクターを作成し、各BRAF遺伝子変異を導入したBa/F細胞株を4種類を作成、BRAF阻害薬、MEK阻害薬とその併用による薬剤感受性試験を行い、データ解析中である。
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