研究課題
若手研究
肺癌患者における液体生検を用いた検討に関しては、大学倫理委員会でのプロトコール承認後にドライバー変異陽性患者において10名以上の患者から採血を行った。今後、各患者の臨床結果と合わせて学会や論文で報告予定である。また本研究に関連して乳癌患者における液体生検での解析を行った。デジタルPCRを用いることで、乳癌患者において液体生検にも適用可能な高感度検出系を構築することができた。同内容に関しては現在、論文投稿中である。
肺癌
これまで癌患者の診断には主に組織検体が用いられてきた。しかし、近年は血液からのがん診断の精度が向上し注目が集まっている。本研究では、進行期の癌患者における液体生検の新たな活用法について検討した。そのなかで肺癌、乳癌の二つのタイプで解析をすすめることで今後のがん診断において有効とおもわれる液体生検の活用法を提示した。