本研究では人工多能性幹細胞(iPSC: induced pluripotent stem cell)から細胞傷害性T細胞(CTL: cytotoxic T lymphocyte)を作製する分化培養法と作製したCTLを高効率に増幅する拡大培養法をいずれも完全フィーダーフリー条件で実現した。 具体的な改良点の一例として、T細胞分化培養においてはIL-7+IL-21のサイトカイン添加が有効であり、拡大培養においてはIL-7+IL-15+IL-12+IL-18のサイトカイン添加が有効であることを見出した。
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