研究成果の概要 |
本研究で我々はにおい(病臭)を特徴づける癌に特異的な生体VOCを探索するためにシリカモノリス構造を有する気化成分捕集剤(MonoTrap)とガスクロマトグラフ質量分析技術(GCMS)を組み合わせた手法を開発した。原発性肺癌患者11名と健常者12名の皮膚および呼気ガスサンプルを解析した結果、肺癌患者に有意に多く検出される成分として皮膚ガス内の3成分(Pyridine, 2-methyl, Acetophenone, 1-Tetradecanol Hexadecane)と呼気ガス内の2成分(Limonen, Acetamide)を同定した。
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