公共データベースThe Cancer Genome Atlasの32のがん種にわたる9,635症例の体細胞バリアントとRNA-seqデータを用いて、Exonic Splicing Enhancer(ESE)の機能を阻害する体細胞バリアント(ESE-disrupting variants)を網羅的に特定することを試みた。その結果、646のESE-disrupting variantsが特定された。既存のツールでは病原性が高くないと推測されるバリアントであっても、ESE機能を阻害することでエクソンスキップを引き起こし、タンパク質機能に大きな影響を与える可能性があることが示唆された。
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