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2020 年度 実績報告書

ウェアラブルデバイスによるがん化学療法の副作用管理における客観的身体評価法の探索

研究課題

研究課題/領域番号 18K15316
研究機関滋賀医科大学

研究代表者

冨田 香  滋賀医科大学, 医学部, 特任助教 (00584400)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
キーワード化学療法 / 活動量 / フレイル / 睡眠時間 / 歩数 / ウェアラブルデバイス
研究実績の概要

癌化学療法を受ける患者が標準治療を受けることができるか、化学療法による影響を受け継続出来るか、を客観的に評価できる指標がないのが現状である。標準的治療の実施に影響を与える因子を分析することは、安全でより効果的な化学療法の施行を可能にすると考えられる。化学療法を受ける患者の全身状態を評価する目安としてECOG-PSなどがよく用いられるが客観的指標ではない。本研究では、標準的治療の実施に影響を与える客観的因子の一つとして、簡便な定量化デバイスであるウエアエアブル活動量計の可能性について検討を行うことを目的とした。ウエアエアブル活動量計は、加速度センサーにより装着者の24時間の活動量や睡眠状況をモニターし定量化することが可能である。化学療法中の経時変化の観察を行い、活動量の低下が捉えられるかどうか検討した。
「化学療法施行患者での活動量変化に関する研究(R2020-129)」として倫理審査室から承認を受けたが、2020年の当初は新型コロナウイルス感染の拡大により患者の臨床研究の新たな申請が停止されたために、患者の登録に遅滞が発生した。2020年度の後半より症例登録を開始することができた。まだ、症例数としては症数であるが、化学療法の開始により活動量の低下がありそうである。本研究課題としては、いったん終了になるが、本課題により準備された機材をもちいて、継続して症例を蓄積して化学療法と活動量の関係を明らかにしてする必要がある。

  • 研究成果

    (6件)

すべて 2020

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (5件)

  • [雑誌論文] Infiltration of CD4, CD8, CD56, and Fox-P3-positive lymphocytes in breast carcinoma tissue after neoadjuvant chemotherapy with or without trastuzumab2020

    • 著者名/発表者名
      Itoi Naoko、Umeda Tomoko、Ishida Mitsuaki、Murata Satoshi、Mori Tsuyoshi、Kawai Yuki、Tomida Kaori、Shimizu Tomoharu、Kushima Ryoji、Tani Masaji
    • 雑誌名

      Breast Disease

      巻: 39 ページ: 47~49

    • DOI

      10.3233/BD-190429

    • 査読あり / オープンアクセス
  • [学会発表] 両側乳房全切除術に至った両側異時性肉芽腫性乳腺炎の一例2020

    • 著者名/発表者名
      冨田 香,河合由紀,油木純一,北村美奈,坂井幸子,森 毅,山口 剛,猪飼 信康,能島 舞,森谷鈴子,梅田朋子,目片英治,谷 眞至
    • 学会等名
      第28回日本乳癌学会学術総会,2020年,Web開催
  • [学会発表] 当院におけるBRCA遺伝子検査と遺伝カウンセリングの現状について2020

    • 著者名/発表者名
      北村美奈,冨田 香,河合由紀,森 毅,梅田朋子,清水智治,谷 眞至
    • 学会等名
      第28回日本乳癌学会学術総会,2020年,Web開催
  • [学会発表] オラパリブによりすみやかに嘆声の改善を得たBRCA変異陽性再発乳癌の1例2020

    • 著者名/発表者名
      本田郁子,河合由紀,北村美奈,冨田 香,油木純一,坂井幸子,森 毅,梅田朋子,谷 眞至
    • 学会等名
      第28回日本乳癌学会学術総会,2020年,Web開催
  • [学会発表] 同時性一側に乳腺浸潤性小葉癌、扁平上皮癌、浸潤性乳管癌が混在した1例2020

    • 著者名/発表者名
      河合由紀,冨田 香,北村美奈,油木純一,坂井幸子,森 毅,梅田朋子,森谷鈴子,目片英治,谷 眞至
    • 学会等名
      第28回日本乳癌学会学術総会,2020年,Web開催
  • [学会発表] センチネルリンパ節生検を施行した男性乳房Paget病の1例2020

    • 著者名/発表者名
      油木純一,冨田 香,河合由紀,北村美奈,坂井幸子,山口 剛,能島 舞,森谷鈴子,谷 眞至
    • 学会等名
      第28回日本乳癌学会学術総会,2020年,Web開催

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公開日: 2021-12-27  

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