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2018 年度 実施状況報告書

死別が遺族に与える肯定的影響に関する質的検討

研究課題

研究課題/領域番号 18K15388
研究機関京都大学

研究代表者

嶋田 和貴  京都大学, 医学研究科, 特定講師 (80813906)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
キーワードPosttraumatic Growth / がん患者遺族 / 喪失体験
研究実績の概要

京都大学大学院医学研究科人間健康科学系専攻看護科学コース臨床看護学講座緩和ケア・老年看護学分野の田村恵子教授が研究責任者、京都大学大学院医学研究科人間健康科学系専攻看護科学コース臨床看護学講座緩和ケア・老年看護学分野博士課程の近藤めぐみが研究実施者、京都大学大学院医学研究科人間健康科学系専攻看護科学コース臨床看護学講座緩和ケア・老年看護学分野の白井由紀准教授、京都大学医学部附属病院緩和医療科の嶋田和貴特定講師、学校法人兵庫医科大学兵庫医療大学共通教育センターの紀平知樹教授、関西学院大学人間福祉学部人間科学科の坂口幸弘教授が共同研究者の体制で研究計画の作成を進めている。近藤めぐみが大学院博士課程の研究テーマ「がんで配偶者を亡くした遺族の心的外傷後成長のプロセスと構成要素:現象学的アプローチ」として研究の立案と実施を行っている。研究責任者の田村恵子、共同研究者のうち同施設に所属する白井由紀と嶋田和貴が直接ミーティングに参加し、研究計画の校正に関わっている。他施設に所属する共同研究者とは、近藤めぐみが適宜出向し、ミーティングを行っている。上記の体制のなかで、まず、学内倫理審査を通過することを目標として研究計画の校正を行っている。研究計画の校正のなかで、実際の対象の集積目標や解析方法、予想される結果と期待できる効果についても検討を進めている。また、遺族へのインタビューという手法上、対象への侵襲性についてはリクルートの段階から注意を払っている。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

すでに審査には投稿を開始しており、審査員の評価にもとづいて計画の校正を進めている。今年度内のうちに倫理審査は通過の見込みであり、実際の研究開始に向けて研究対象のリクルートの手段についても検討を重ねている。

今後の研究の推進方策

男女の割合がなるべく同等となるような研究対象のリクルートを目指しているが、遺族へのインタビュー調査という性質上、男性の対象のリクルートが困難と予想される。当初は近畿圏でリクルートを目指していたが、十分に対象が集まらない場合は、リクルートの範囲を他地域まで拡大する予定である。

次年度使用額が生じた理由

今後は近畿圏を中心にインタビュー調査で出向の機会が増えるため、各種経費が必要となる見込みである。また、対象の集積状態によってはより広い地域に出向する可能性もある。

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公開日: 2019-12-27  

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