研究課題/領域番号 |
18K15388
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
嶋田 和貴 京都大学, 京都大学医学部附属病院, 特定講師 (80813906)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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キーワード | がん遺族 / 心的外傷後成長 |
研究実績の概要 |
研究テーマ:がんで配偶者を亡くした遺族の心的外傷後成長のプロセスと構成要素:現象学的アプローチ 研究目的:心的外傷後成長(PTG)の構成要素(とその発現プロセス)を明らかにする 進捗状況:・2019年7月よりインタビュー調査を開始した。対象者20名予定のところ、10名にインタビュー調査の実施を終了した(男性5名、女性5名、平均年齢71.9歳)。データ収集と併行して、現象学的方法論を用いて質的帰納的分析を開始した。現時点で2名の分析が終了している。定期的に研究協力者とミーティングを開きながら結果の吟味と方針の再検討を行っている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
データ収集と併行して、現象学的方法論を用いて質的帰納的分析を開始したが、分析の方向性が定まらず難渋している。専門の研究協力者からの指導を頂きながら、分析を継続している。
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今後の研究の推進方策 |
現時点で得られている10名のインタビューの分析を行い、対象者数の目標数を減らす一方で、分析自体を深めることで研究課題の解に到達することも検討する。
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次年度使用額が生じた理由 |
分析の遅延に付随し、インタビュー調査も遅延している状況である。そのため、令和2年度はインタビュー調査のための交通費や謝金等が必要となる。また、令和2年度も班会議を実施するため会議費用が必要となる。論文執筆および学会発表も予定しているため、旅費や論文校閲費用等の諸経費が必要となる。
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