がんで配偶者を亡くした遺族の心的外傷後成長(Posttraumatic Growth: PTG)の構成要素とその発現プロセスを明らかにすることを目的に21名の遺族にインタビュー調査を実施した。まず10名の遺族にインタビューを実施し、インタビューデータを現象学的アプローチにて質的帰納的に分析を行った。分析を行う中で結果に特徴が見られ、その特徴に遺族の背景が影響している可能性を考慮し、背景の異なる11名の遺族を新たにリクルートした。COVID-19感染拡大によりインタビュー調査とともに分析が遅延し、19名分のみ分析が終了している状況である。
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