診断困難なリンパ腫は、不明熱の原因疾患として極めて大きな集団である。我々は血漿中の細胞遊離DNA(cfDNA)に着目し、droplet digital PCR、次世代シーケンサーを利用するLiquid biopsyにより、血管内大細胞型B細胞リンパ腫に特異的なMYD88、CD79bの変異、B細胞/T細胞受容体遺伝子再構成及び、網羅的遺伝子変異を解析することで高精度に診断できる方法を見いだした。現在この方法の実臨床における精度、有効性を検証するために、新たに前向き多施設共同臨床研究「LILY4 STUDY(UMIN000040061)」を開始ししている。
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