当研究では全国から集められたブルガダ症候群症例から特にSCN5A遺伝子の一塩基多型がどのように患者の特徴との関連を検討することを目的とした。 1000例を超えるBrugada症候群症例のSCN5A遺伝子多型の解析を行ったところ、30%の症例で一塩基多型が認められた。今回集められた集団でのSNPはc.87 A>G p.A29Aが最も見られ, 続いて見られたのはc.3183 A>G p.E1061E、c.5457 T>C p.D1819Dであった。これらの変異を有す患者では今回の調査票では臨床的な指標という観点では特記心臓イベントの増加などは確認できなかった。
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