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2020 年度 実施状況報告書

ミトコンドリアDNAメチローム解析による動脈硬化機序解明と動脈硬化マーカー開発

研究課題

研究課題/領域番号 18K15427
研究機関岩手医科大学

研究代表者

三上 貴浩  岩手医科大学, 医学部, 助教 (90804419)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2022-03-31
キーワード動脈硬化症
研究実績の概要

動脈硬化患者の血漿中に優位に増加している物質Xを見出し、その統計学的解析を行った。
動脈硬化症の危険因子と治療法の世界規模登録研究であるREACH registryの4年後の追跡結果から、動脈硬化症の病変(冠状動脈、脳動脈、末梢動脈など)の数が血管イベントリスク上昇の強力な予測因子であり、2つ以上のpolyvascular diseaseでその上昇が特に顕著であることが示されている。そこで、CAD、CVD、PADの3疾患のうち有する数によって、L0、L1、L2、L3の4群に分け、物質X値を比較検討したところ、有する疾患数が増加するに従って、物質X値が上昇することが確かめられた。このことは、物質X値が動脈硬化症の病態の進行を反映していることを示している。
さらにROC解析を行うことで、物質XはPADのマーカーとなりうることを示した。

cerebrovascular disease; CVD, coronary artery disease; CAD, peripheral arterial disease; PAD

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

解析は終了しており、現在論文化の段階である。

今後の研究の推進方策

物質Xの上昇に関わる機序の解明を進めると同時に、性年齢以外の調整因子を加えた解析を行う。

次年度使用額が生じた理由

物品費が見積もりより1144円少なかったため、次年度の物品費にまわす予定である。

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公開日: 2021-12-27  

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