今後の研究の推進方策 |
細胞傷害性試験と同時に、CTLの免疫 チェックポイント分子 (PD-1, CTLA-4, Tim-3, LAG-3, B7-H3, DC-HIL)の測定を行う。これはCTLとGFP発現標的細胞を混合すると同時に、ラベル抗体を 入れ4時間インキュベーション後に測定する。そして、どの組み合わせで行うのが最適か比較検討する。実験が問題なく進むなら、免疫チェック ポイント分子だけでなく、CD107aやMHC-tetramerでの染色を同時に行う。 次に作製した組み換えアデノウイルスをマウスに感染させ、リンパ球を取り出した後に試験管内で抗原刺激をし、細胞傷害活性の測定を行ない、細胞傷害活性が測定できるか確認を行う。傷害活性が確認できたら、これまでと同様にアポトーシスや免疫チェックポイント分子の測定、CD107aやMHC-tetramerの測定をまずHLA-A2を発現する標的細胞で確認する。HLA-A2分子で測定できることが確認後、HLA-A24を発現する細胞、もしくはトランスジェニックマウスを用いて実験を行う。
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