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2021 年度 研究成果報告書

心音・心機図を用いた心臓診察による肺高血圧症早期診断の試み

研究課題

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研究課題/領域番号 18K15432
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分52010:内科学一般関連
研究機関杏林大学

研究代表者

山崎 聡子  杏林大学, 医学部, 助教 (90782863)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2022-03-31
キーワード生理検査 / 肺高血圧症 / 心音図 / 心機図 / 肺性Ⅱ音の亢進
研究成果の概要

2009~18年にRHCを施行した肺高血圧症患者214例にてRHC前後に記録した心音図を解析した。II音波長比、振幅比はいずれも有意にmPAPと相関して高い傾向であり、波長比は右房圧、右室拡張末期圧、肺血管抵抗と、振幅比は肺血管抵抗と有意に相関していた。重症度比較では、波長比、振幅比ともに境界群-軽中等症、境界群-重症で有意差を認めるも、軽中等症-重症では有意差がみられなかった。ROC解析で波長比カットオフ値≧1.33で感度75%、特異度79%、振幅比カットオフ値≧0.70で感度93%、特異度55%であり、II音P/A比、特に波長比が肺高血圧診断に有用であると考えられた。

自由記述の分野

生理検査学

研究成果の学術的意義や社会的意義

難病である肺高血圧症は従来の検査法では早期発見が難しく、症状出現から診断まで時間を要して治療介入が遅れることが多い。心音・心機図を用いて早期から現れる身体所見を非侵襲的に可視化し、診断や重症度判定、治療効果判定における有効性が証明されれば、本疾患を早期に診断するための低侵襲検査法が確立できる。

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公開日: 2023-01-30  

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