2013年に新たな治療法が報告され2年生存率が28.6%から75%に改善した疾患である「抗MDA5(Melanoma differentiation-associated gene 5)抗体陽性急速進行性間質性肺炎」は、改善したとはいえ依然発症から6ヵ月で25%の患者が治療抵抗性を示し早期に死亡する予後不良な疾患である。我々はこの致死的疾患に対し、後方視的臨床研究による「単純血漿交換療法」という新規治療法の開発に成功し、また基礎医学的研究として世界に類を見ない全く新たな抗MDA5抗体誘導間質性肺炎モデルマウスの創出に成功した(特開2021-100388間質性肺炎モデル非ヒト動物の作製方法)。
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