本試験は単施設オープンラベルランダム化比較試験であり、病院内科に入院した65歳以上の高齢者で常用薬5剤以上である患者を対象に、減処方プロトコルに基づく介入群と通常診療群にランダム割付し、群間で(1)主要評価項目:再入院、予定外受診、全原因死亡のいずれかが発生するまでの時間、(2)副次的評価項目:入院中死亡、転倒による受傷、時間外受診、健康関連QOLスコア、要介護度、内服薬剤数、潜在的不適切処方数、介入に要した人的・時間的コスト、(3)安全性評価項目を比較した。合計460名が参加し、12ヶ月間のフォローアップの後、データ集計・統計解析中である。結果は学会発表および査読付学術誌にて公開予定である。
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