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2022 年度 研究成果報告書

高齢者ポリファーマシーに対する減処方プロトコルの有効性:ランダム化比較試験

研究課題

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研究課題/領域番号 18K15434
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分52010:内科学一般関連
研究機関聖マリアンナ医科大学

研究代表者

家 研也  聖マリアンナ医科大学, 医学部, 准教授 (20608939)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2023-03-31
キーワードポリファーマシー / 処方適正化 / ランダム化比較試験 / 老年医学
研究成果の概要

本試験は単施設オープンラベルランダム化比較試験であり、病院内科に入院した65歳以上の高齢者で常用薬5剤以上である患者を対象に、減処方プロトコルに基づく介入群と通常診療群にランダム割付し、群間で(1)主要評価項目:再入院、予定外受診、全原因死亡のいずれかが発生するまでの時間、(2)副次的評価項目:入院中死亡、転倒による受傷、時間外受診、健康関連QOLスコア、要介護度、内服薬剤数、潜在的不適切処方数、介入に要した人的・時間的コスト、(3)安全性評価項目を比較した。合計460名が参加し、12ヶ月間のフォローアップの後、データ集計・統計解析中である。結果は学会発表および査読付学術誌にて公開予定である。

自由記述の分野

総合診療、老年医学、薬剤疫学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本邦でも2016年より薬剤総合評価調整加算による減薬への政策誘導が始まっており、減薬が労力・コストに見合う有効性があるのか検証することが社会的に求められている。臨床試験でポリファーマシー介入の真の有効性を証明することができれば、介入の臨床応用を促進する世界的にも価値の高い研究成果となることが見込まれる。本研究では、多職種チームによるSTOPP/STARTクライテリアと処方適正化プロトコルを相補的に活用した介入により高齢入院患者の死亡、再入院、予定外受診へ及ぼす効果を単施設並行群間比較試験により検証することを目指している。

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公開日: 2024-01-30  

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